クロスカルチャーの壁-その1-
今回は、外国人と日本人のそれぞれの主張を紹介します。
双方の言葉から受け取れるギャップを体験して、異文化を知るきっかけにしてください。
日本人のあなたに気付いてもらいたいお話しばかりです。
No.001
私の息子は「ハーフ」?それとも「ダブル」?
外国人の主張!
先週私は、息子と日本人の妻と公園にいました。
そのとき、数人の日本人女性が息子を指して、「ハーフはかわいいね!」というようなことを言いました。そのうちの一人は写真まで撮り始めました。
まず最初に! 息子は動物園の見世物ではありません!!!次に、ハーフとはどういう意味ですか? 半分だけ日本人ということですか!?
日本人の主張!
「ハーフ」という表現に対して、多くの日本人は好感を持っているはずです。
しかし、私が知っているアメリカ人女性は、彼女の息子を「ハーフ」と呼ぶと文句を言います。そんな彼女は私の息子を「ダブル」と
言います。彼女は自分の息子がマルチカルチャーなので、私の息子の倍の能力があると思っているのでしょうか!?
No.002
警察はなぜ私をいつも呼び止めるのですか?
外国人の主張!
3年前に日本へ来てから、同じ交番で50回以上呼び止められました。
そのたびに警察は、外国人登録証を見せろと言い、私が犯罪者かのように扱います。警察は日本人も呼び止めるのでしょうか?
統計では、日本にいる外国人よりも、日本にいる日本人のほうが比率的に犯罪を起こすことを表しています。
日本人の主張!
外国は日本より犯罪率が高く、実際に日本の警察学校では、「ガイジン」は我々日本人より犯罪を起こしやすいと教わります。
No.003
国際結婚!わがままな親はどちらでしょうか?
外国人の主張!
私の妻は、来月出産する予定ですが、お産のために数百キロも離れた実家に帰ると決めたことに驚いています。
私は仕事で東京に残らなければならないので、出産と、赤ちゃんと過ごす最初の貴重な数週間を失うことになります・・。
なぜ妻は、私の人生でもっとも大切な時間を奪おうとするのでしょうか!?
日本人の主張!
実家に行くのでお産の前後は、私の母が私の面倒を見てくれます。助けてくれます。
これは、日本ではごく普通のことで、赤ちゃんの世話に専念するための準備です。
イギリス人の夫は私がわがままだと言いますが、赤ちゃんのためにはこれが最良の方法であり、彼はそれを理解すべきなのです。
No.004
日本の雑誌はなぜいつも白人モデルを使うのですか?
外国人の主張!
日本のファッション雑誌やカタログを見ると、モデルの少なくとも半分は白人です。
日本の雑誌で多様なモデルを目にすることはすばらしいことですが、どうして日本の雑誌広告には日本人モデルが少ないのですか?
日本人のモデルも外国人と同じくらい美しいのに!日本人は何か劣等感を持っているのですか。
日本人の主張!
戦後、先進西洋技術を取り入れ始めて以来、日本の西洋かぶれが始まりました。
日本人の多くが西洋のものをファッショナブルと思っています。
そして西洋人モデルは、ほとんどの日本人にとって白人を意味します。アジア人のモデルを使うよりも商品をもっと魅力的に見せられると信じられています。
No.005
公園にいる母親たちは・・なぜ?
外国人の主張!
最近、初めて近くの公園に幼い息子を連れて行きましたが、そこにいた母親全員が歓迎してくれなかったのにはショックでした。彼女たちは私を無視したのです。オーストラリアでは、母親同士で親しくおしゃべりをするのが普通で、子どもたちを一緒に遊ばせます。私が外国人だからでしょうか・・?
日本人の主張!
日本の「公園デビュー」は精神的に疲れます。
海外では、私たち日本人はとても親切との評判があるようですが、このようなことは日本人のどの母親にも起きることです。
常連の仲良しグループが出来上がっている場合には、新しい人を「客人」のように扱い容易に受け入れてはくれません。それに加えて日本人は初対面のとき、なれ親しくすることがすごく苦手で、愛想が悪く思われることがあります。
No.006
石けんはどこにあるの?
外国人の主張!
外出先で用をたしたくなるときがあります。そんなときは、公衆トイレを使わなければなりません。
運悪く、そこに石けんがなく、時にはトイレット・ペーパーさえもないことが日本ではよくあります。
ということは・・、日本人はいつも手を洗っているわけではないと思います。 とんでもないですね!
日本人の主張!
日本では、緊急以外では、ほとんどの人が公衆トイレを使っていないかもしれません。
その代わりに日本人のほとんどが、デパートやコンビニのような場所のできるだけ清潔なトイレを探します。
なぜなら、衛生的に手を洗うことができるところで用を済ませたいからです。
記事提供:Hiragana Times
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!
外国人と日本人の新しいつながりを応援
Global Tree / グローバルツリー