異文化コミュニケーションを理解しあえる 真のグローバル企業を目指しませんか

実行して失敗して学ぶ理論

父の言葉とトーマス・エジソンの言葉。

先日、『成功とは失敗の積み重ねから成る」というお題の研修で、ある若手男性社員からこんな質問をされました。

「失敗は怖いと思わないし、逆に失敗という経験をしたいのですが、すでに失敗しそうなことに対してこうした方が良いという実例や本がたくさんあるので、そもそも失敗する機会や案件があまりないのですが・・・。」というものでした。

 

確かに!という共感すると同時に、10年ほど前に私の父が発したあの一言を思い出したのです。
事業主でもある父は私に「今の若い子たちって、夢がないよね。」とつぶやいたのです。耳を傾けると、

「今は物も不自由なく豊かになり過ぎている環境下で、すでにほとんど誰かが築きあげていて、追いかけるものを見つけにくい世の中だよね・・・」という若者への同情にも近いメッセージが備わっていました。

この二人の言葉は内容は違うにせよ、似たような『壁』の存在を表しています!
仕事を進める上で、過去に起きた事例を検証し、次に同じ失敗をしないという学習をすることはとても大事です。そのケーススタディを生かすことで失敗する回数は劇的に減ります。そう、研修生の一言は、的を得ているのです。

失敗とは何か?

失敗という言葉は、そもそも印象が悪いイメージがありますよね。しかし、発明と多くの失敗を繰り返した偉大な発明家トーマス・エジソンの言葉を思い出してください。

私は、失敗したことがない。
ただ、100万通りの上手くいかない方法を見つけただけだ。

失敗に明確な定義はありません。数値化して判断できないし、個人の性格によって感じ方に差があるし、企業方針によってもどこからが失敗かなんてそれぞれですよね。失敗という言葉を念頭に置いてしまうと、本来すべきことから微妙にズレが生じていきます。

私の考えはこうです! 「失敗」とはこの方程式でこのように表すことができます。

失敗 = トライ + エラー

「失敗」は、常に「行動」とセットです。
失敗したことがない人は、行動すらしていないということです。

では、研修生の質問にあった「どのように失敗を経験するのか?」答えは、こうです。
成功例としてあるものに対して、どのようにしたらより良くできるか?という『工夫できること』を考え、実行することです

この実行の先で迎え撃った、おそらく小さなエラー、その実体験こそ『失敗』した実績です。
繰り返しますが、言葉の定義が大事なのではありません。みなさんすでに小さなエラーが発生したら、その都度反応し対応しているものです。日頃から意外と多くの小さな失敗って普段しているのですが、それをわざわざ失敗という言葉に置き換えていないから、失敗していないように思うだけなのです。そして失敗には、「大小」存在します。大きな失敗したら大きな成功を生む訳でもありません。
「失敗は成功のもと」ということわざから、成功という言葉が大きく見えすぎて、失敗も大きな失敗をしなくては!と、考える方もいらっしゃいますが、考える必要のないことなのです。

成長に必要な「学び」とは、経験を積み重ねることである。その経験の中に、成功と失敗が存在するのではなく、成長が成功なのだと私は思っています。

そして、父が言う「夢」をまだ見つけられていない方へ・・・。

ゴールを設定し目指さなくても、目の前にある「工夫できること」を考え、がむしゃらに動いてみてはいかがでしょか? 行動した先に、答えが見えてくると思いますよ!

ファシリテーションコンサルタントYACグローバルツリー
ファシリテーションコンサルタント 安藤由美

外国人と日本人の新しいつながりを応援
Global Tree / グローバルツリー