昨年末以来、毎日コロナウイルスのニュースばかりで皆さんもどんよりムードになっていませんか?
トイレットパーパーやマスクの買い占め、高額転売問題、欧米諸国でのアジア人差別的行為など、何かと問題視されていますが、今回はそのコロナウイルスやその影響の話ではなく、私たちが日々目にする、耳にすることで得ている「情報」について掘り下げたいと思います。
「僕は〇〇を知りたいだけです!」
日常でもビジネスシーンでも、『決断・判断』をするときに最も重要なのは、「正しい情報」から選択肢を導き出すことです。ここで言う正しい情報とは、「真実」のことです。しかし残念ながら日々流れてくるニュースや、インターネット検索し得た情報には不透明なこと、不可解なことも多く存在しています。記事を書くことに資格なども必要なく、書く人の価値観の中に入った情報を元に評論をすることも可能なのです。
怖いですよね?
何を信じ、どの根拠の元に判断するのかによって、人に与える答えが変わってきてしまうのですから。
自分の日常のこと、プライベートなことであれば判断するのも自分、その責任も自分にあります。しかしどうでしょう?
ビジネスシーンでは間違った『決断・判断』は、大きな損失を生む可能性があるのです。それに加えて役職が上になればなるほど、スピーディーで精度の高い「決断」が求められるのです。
(その責任の重さが、わかりやすく給与にも反映されているのですね。)
Responsibility (責任)
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Response(反応)+ Ability(能力)
という方程式で見ると、理解しやすいでしょう。
では、真実もしくは真実に近い正確な情報を得るためにはどうすれば良いのでしょうか。
それは、360度方向からの事実情報を集めることです。他人の感情や、憶測、先入観は不要です。
「信頼できる人からの発信だから大丈夫!」ではなく、事実を見極めなくてはいけません。
「根拠」がしっかりしているかどうかのリサーチも必要不可欠ということです。そして、たやすく手に入る情報だけに頼らず、時間をかけてでも必要な情報を全方向から集めまくることです。正確な情報だけを収集する事業も成り立っているぐらいです。それだけ、質の高い情報こそビジネスには大事なのです。
そして、この世に『絶対』はあり得ません・・・。
ですから、100%とは言わずとも集めた情報の質は90%を目指してください!
その中で決断、そして残りの10%のリスクマネジメントをしておくだけです。
ビジネスはその決断と問題解決の繰り返しなのです!
そして、部下育成をされている方にとっても、部下の気持ちや考えの情報収集も注意が必要です。
部下本人から聞く話も、本人は正直に100%伝えているとは限りません。それは部下を信用しないということではなく、部下は上司に気を使います。言いにくいことはやはり言いにくいですし、中には大げさに言ってしまう人、言いたいことはオブラートに包んで伝えてしまうこともあるのです。それによって上司が違う受け取り方をしてしまうなど、「勘違い」が起きてしまうことがあるのです。
こういった問題を引き起こさないためにも、「真実」に最も近い情報を得れるように、上司・リーダーは部下と日々着実に信頼関係を構築しておく必要があるのです。
(第三者に間に入ってもらって本心を引き出すことも有効なこともあります。)
私の大好きなドラマ、『相棒』の水谷豊さん演じる杉下右京さんもよく、おっしゃっています。
「僕は、真実が知りたいだけです。」 もう、本当に名台詞! 真実が1番大事なのよ!!(笑)
さあ、これを踏まえて、皆さんはどうコロナウイルスと向き合いますか?
私が導き出した、真実とは!!
『しっかり手洗いをする』 いまのところこれだけです。
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ファシリテーションコンサルタント 安藤由美
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