なんでなの!? 日本人
私も長年、いろいろな会議に出てきましたが、ハッキリ言って日本人は「会議で発言しない人」多いですよね!!
それが良いか悪いかではなく、『どうしてなのか!?』アナタは考えたことありますか?
人前が苦手だから・・・?
自信がない・・・?
会議の内容がわかっていない・・・?
上司の目を気にしすぎる・・・?
自分の頭の中で物事を整理するのが苦手な人なの・・・?
と、さぁいかがどうでしょう? 理由はさまざま見受けられます。
それでは、ちょっと視点を変えてこのような状況になった後の傾向をみてみましょうか。
リーダークラスの上司が反応の薄い部下に「君は何も考えていないのかい!?」と決めつけて評価をしがちなところあったりしませんか?
このように上司が結論づけてしまえば、さすがに余計発言しにくくなる雰囲気になります。
部下の社員さんがたじろぐばかりで、かわいそうに思う瞬間を良く目の当たりにします。
会議に出席している部下は、全く考えていないわけないんです。
積極的に『何かしら発言できない理由』を洗い出し、上司であるリーダーの資質をむしろ効果的に反応し活かしていかなくてはならないところなのです。
そして外国人によく、日本人はシャイだと言われたり話を聞いたりすることありませんか!?
もちろん個人差はありますが、
『日本人は会議で発言しない』それは「日本の国民性」だと日本人と一緒に働く外国人の多くの人はみな口を揃えて言うほどです。発言しない現象は日本企業の「会議あるある」として、さらには日本人の特徴として、受け入れらている節そのものがあるのです。
日本人は上司の目を気にして発言しなさ過ぎだ!!と。そもそも外国人たちの多くに思われているくらいなんです。
きっと日本人のアナタもそう思われているひとりなんです!!
アナタの会社の会議はどんな感じで行っていますか?
ちょっと思い返してみてください。同じ人しか発言しない「会議のための会議」になってませんか?
ある程度社会経験をもった人あれば、部下は上司に自分の意見を言いと、つい生意気だと思われてしまう心境になり、社内態度、勤務評価にも紐づいてしまうことが多々あり、“出る杭は打たれる” そんな心配を横目に一呼吸あえて置いてみたり、発言自体を遠慮したり、人間性として出しゃばりたくない良い子精神が発動してしまい心の調整が優先になることがあります。
方やパワハラ横行している社会で育ったベテラン社員さんたちは、部下を持った今、自分が持っている物差しだけで物事を図ろうと考えがちです。ベテラン社員さんたちはまさに、自分が育ってきた世界だけが正しいと思い続けているわけですから。
こんな上司と部下が釣合うはずもないのです。この現場の風景を想像しただけでも妙な気分になります。
ファシリテーションコンサルタントとして、 少しずつ一歩づつでも、日本の各世代、そして異文化同士、互いに共栄し人として認め会えるバランスに変えていきたいものです。日本にも個性豊かな国々の方と共に働いたり話したりできる、多種多様な価値観や行動共に些か変化を必要とする時代になってきました。
そう、違う感性、文化で育った人々との交流から、日本人にとって有用な経験を現に今「このニッポン!」でも十分に得られる時代へなってきていること!! に、気付いている人がどれだけいるのでしょうか。
とにかく早く気付いてほしい。もしアナタが真のリーダーを目指すのあれば、多様な人材が持つあらゆる魅力を企業の発展や活性化に向けて最大限に活用する取り組むことができ、日本企業の多くが抱えている慢性的な人材不足やイノベーションの枯渇などの課題を解決できる施策『ダイバーシティ』は何事も成果へと繋げられるチャンスだということを。日本が、日本人が変われるチャンスなのです!!
私たちは、自分とは「違う事」や「違う人」から多くを学んで生きています。
会議で発言することが良いか、悪いかはさておき、
人間なのですから会議参加メンバーとしてその場にいるのであれば言いたいことは、堂々と発言して良いと思いますし、もろもろいろいろな「相違」からたくさんのことをどの世代に人たちにも学びとって欲しいものです!
そしてもうひとつ、
発言しないで安全な場所を守るようなちっぽけな世界で生きることは、人から指摘されることよりもよっぽど恥ずかしいことです。
黙って身を隠す事は卑怯なこと。
くれぐれもそんな社会人にはならないようにしてください。
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ファシリテーションコンサルタント 安藤由美
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