与えられた環境の中で最善を尽くす程度でいいのか
「もし自分が社長だったら?」と、いきなり聞かれてもピンとこない質問ですよね?
しかし、社会の組織で働く上で、持ち備えておかなければならない思考です。
ビジネスシーンでは、問題解決の繰り返しで、多くの判断をしていかなくていけません。その時に必ず念頭に置かなくてはいけないのが、この当事者意識「自分が社長だったらどうするか?」が、ベースになります。
入社して間も無く、多くの企業が新入社員研修を取り入れています。
新卒であれば学生から社会人へのパラダイムシフトが求められるので、当事者意識をつけさせる研修が多く組まれています。
社外的に必要な側面は、各個人が会社の代表として振舞う必要があり、自分の行いが全て会社の信頼に直結しますし、組織内の側面で言えば、社会人は「自分中心」でなく、「相手中心」という視点で考え行動できる協調性を持っていないと仕事が成り立ちません。
但し理不尽に我慢しろとか、そういうことではありません。
当事者意識を持って仕事をすることで、業務に対して積極的に取り組めるようになり、仕事に工夫を見出すことで、生産性が上がっていくのです!
当事者意識を持てない背景には、言われたことだけちゃんとやっていれば問題ないでしょう。と思っている方や、目の前のタスクに追われて仕事中になかなかその大事なことを思い出せないなどなど、理由は様々だと思います。
厳しい言い方になりますが、当事者意識を持って仕事にあたった人と、そうでない人とは、3年以内に確実に任される仕事のレベルが変わってきます!!
つまり、給与に大きな差が生まれるということです。
そして、この先の未来では、AIの発達によりなくなる仕事(職務)があると世間では言われていますが・・、「その通り」です。
言われたことだけやるなら、システム化されたAIで事足りるのですから!
与えられた環境の中で、最善を尽くすことも大事。しかし、そこに創意工夫がなされなければ、人間としての能力を最大限に発揮しているとは言えません。
人間とは素晴らしい生き物です。
仲間と同じ時間や仕事を共有し、達成感、生きがい、幸せすら感じることができます。
コミュニケーションも相手の立場に立つことで円滑になりますよね。
仕事においても、社長はどんな思いでこの会社を立ち上げたのだろうか?
社長が世界に発信したいメッセージはなんだろうか?
自分が今その社長ならどうするか?
色々、考えてみてください。
誰かの目標ではなく、自分たちの目標と思えた時、皆さんは覚醒するはずです。
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ファシリテーションコンサルタント 安藤由美
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